Vol.2 山が動いた日
2024年の6月のある朝。
その物件に1人で初めて訪れた時、
電気のような衝撃を受け、全身に鳥肌が走りました。


小高い丘の上にたたずむ緑に囲まれた広い古民家。
吹き抜ける風にそよぐ緑の葉の音。

そして街を見下ろす気持ちがいい眺望。
「なんと気持ちがいい場所!」
足かけ5年ほど、直近の2年間ほどは毎日不動産サイトをチェックし、目ぼしい物件にはこれまで十数件足を運び、それでも条件に合う出会いなく、何度もあきらめてはまた探し、を何度も何度も繰り返し、、ようやくようやく理想の物件と出会った瞬間。
― 生本家にとって、山が動いた1日でした。
その場ですぐに不動産屋さんに電話をする。
・・・しかし、ここから契約に至るまでの過程に、たくさんの大変なことが待ち受けていたのでした。

